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LEDライト自作

会社が決算を迎え忙しくなってきました(ーー;)
そんな中更新サボって何をしていたかというと
こんなもの作ってました↓
LEDライト自作_e0115283_0121874.jpg






LEDライトです。ハンダごて握ったのは20数年ぶりでした(笑)
マリン水槽の補助照明&ムーンライト用として使います。
30mA駆動の超高輝度LEDを50個使用(青30白20)
電源を2系統取り、一つはタイマー連動、もう一つは常時点灯です。
こちら全点灯
LEDライト自作_e0115283_017451.jpg

タイマーがOFFになるとムーンライトモード
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前後を2mm厚のアクリル板で挟み、文具売り場で見つけた透明クリップを接着してみました。
重量がさほどないので十分耐えうるようですが、デザイン的にははあんまり芸がありません^^;
真四角だし・・角度は固定だし・・・。まあAXY蛍光灯の後ろに設置のつもりだったのであまり
目立たないからよしとすることに。
横部分は丸出しなので基板には防湿コート剤を塗りたくってます。塩害大丈夫かな(汗)
メンテを考えて基板はステンレスビスで固定してあるだけです。
さて設置点灯・・・と思ったらすでにタイマーはOFF^^;ムーライトモードのみお楽しみ下さい。
LEDライト自作_e0115283_028537.jpg

写真では伝えきれないこの妖しさ・・スターポリプと新規導入のツツマルサンゴの蛍光色や
ライブロックに着いている謎のカイメン(?)などの赤色がくっきり浮かんで何とも言えない
空間になりました。まるで学園祭のお化け屋敷みた

で、このLED、海水では比較的使われているようですが、買うとかなり高額です。
(ちなみにオークションなどで120連装といったものが売られていますがこれは異様に安い。
ウワサではすぐ切れるとか・・)
一方淡水水草水槽ではほとんど使われていません。
何故かというと・・・ここからちょっと浅墓なウンチクたれますのでそんなの知っとるわいっと
いう方は読み飛ばして下さい(^^ゞ

海の色は何故青いか?それは光が海水中を通る時に青以外の波長は吸収されてしまうから
ですね。ゆえにサンゴなど海水無脊椎動物に必要なのは青色の波長(400~470nm)の光が中心となります。(もちろん他の波長もある程度必要だと思います)
一方水草も含めた植物では青の波長と赤の波長(600~680nm)が成長に重要となります。
LEDは基本的に単波長の光を出すので、単に育成だけなら青と赤のLEDを使えばいいと
いうことになりますし、現在農業分野ではすでにLED水耕栽培が実現しています。
TVなどで見たことありませんか?工場の中で真っ赤な光を浴びている野菜を。
しかーし・・これをそのまま水槽に使ったら・・・・・変な水槽(ーー;) 想像するだけでイヤw
そう、アクアリウムの場合は育成+鑑賞という目的があります。
問題なのは人の目から見た光と植物が必要とする光は違うということです。
人の目は500nm付近の緑の波長を最もよく感知するそうです。が、その緑の波長は実は
植物にとってはあまり重要ではない光なのだそうです。

太陽の光はどうなのでしょう?プリズムを通すと七色になりますね。虹の原理です。
さらに紫外線で日焼けもするし、赤外線で暖かくなる。
つまり可視~不可視光線の様々な波長を含んでいるということです。
ではアクアリウムの照明にもよく使われるいわゆる三波長蛍光灯は・・・その名の通り赤・緑・青
(RGB=色の三原色)の三波長を持つ光です。これを混ぜることで白色を作るわけです。
水草用、海水用などの蛍光灯はそれぞれに必要な波長を強調したものなのですね。
ちなみにADAのNAランプのスペクトルを調べてみると、RGBのピークがほとんど同じのようです。
一般の蛍光灯はB-G-Rの順にピークの高さが違う、つまり青色の光がやや強めのタイプが
多いようです。赤色を強調すると演色性に問題が出てくるからだと思われます。
NAランプは緑の波長も強くすることで水草を綺麗に見せ、かつ、赤と青も十分に含むように
したものと考えられます(違ったらすみません^^;指摘して下さい)
一方メタハラはというと、ランプの種類にもよりますが、太陽光に近く満遍なく波長が分布しているようです。

さてここからが本題です(前フリ長っ)

・・・・と思いましたが眠くなってきたのでまた明日にでも^^;;;(ぉぃ

おやすみなさいm(__)m

  by charm_of_aqua | 2007-06-06 01:26 | 器具あれこれ

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